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自分自身の嗜好と用途
学生時代に運転免許は取ったものの、車とは全く無縁の生活をしていた友人。転勤先は、車がなくては銀行にも行けないような地方の小さな町でした。
本人は至ってマイペース。会社へは「車買うから、車通勤させてね」と一言。ところが彼のペーパードライバー振り&マイペースな性格を知る上司が簡単には許しませんでした。「まずは1000キロ走ってこい。それまでは電車と徒歩で通勤しろ!」
職場は駅からはるかに遠い場所。バスもないので徒歩にならざる得ないのですが、毎日ハイキングは辛いもの。しかも終業後の夜道は街灯もほとんどない真っ暗な状態。
一日でも早く車通勤したい彼は、近所のディーラー系の中古車屋に向かいました。そこで、お世辞にもキレイとも言えない、型も古いセダンの中古車を買って、日々練習。最初は家の近所を30分走っただけでもクタクタだったそうですが、慣れれば長距離ドライブも。そして一ヶ月も経たないうちに「1000キロ」を達成して車通勤を開始したのです。
その彼に聞いてみました。中古車購入で失敗しないコツ。「車に拘りなかったからこそなんだけど」とディーラー系の中古車屋に向かったというのです。無頓着でメンテナンスの仕方も分からない。オイル交換やら車のエアの調整なんて考えたこともない…車の保険の手続きなんかも、面倒で仕方ない。
そんな空気を漂わせたお客さんが心底歓迎されたかは謎ですが、買った中古車は見た目は冴えなくても十二分に走ってくれた車だったとのこと。しかも、お店の人が何かと声をかけ続けてくれたので、最低限のメンテナンスも出来たと言うのです。
車が大好きな友人に連れられて、大好きな車を見つける為に何軒も何軒も中古車センターを見てまわった経験のある私には、えっと思う理由だったのですが、なるほどと思うところもあり。
結局、中古車に限らず物を購入するコツは、自分自身の嗜好と用途をよく理解すること、これに尽きるようです。
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